車修理の知っておきたい豆知識

車が突然動かなくなった場合、パニックにならずにまずはクルマを安全な場所へ移動させた上で、エンジンやバッテリーの点検をしましょう。もしエンジンがかからない場合は、アクセルペダルをフロアまで踏み込みながらエンジンをかけてみる方法が効果的です。これによりエンジンにガソリンを送ることができ、エンジンがかかる可能性が高くなります。また、バッテリーが原因である場合には、ジャンプスターターを使うことでエンジンをかけることができます。

車のエンジンオイルは、定期的な交換が必要です。一般的には5,000kmごとに交換することが推奨されていますが、車の年式や走行距離、使用環境によって異なります。また、走行距離だけでなく、時間経過による劣化や汚れによっても交換が必要になる場合があります。長期間オイル交換を行わないと、エンジンが劣化したり、エンジン不良を引き起こすリスクが高まります。

タイヤは、走行距離や使用環境によって摩耗します。これを放置すると、タイヤのグリップ力が低下し、スリップ事故につながってしまいます。摩耗のチェック方法としては、タイヤの溝にデジタルノギスなどの測定器をあて、残り溝の深さを測定する方法があります。また、タイヤについている「TWI」という段差になっているラインによっても摩耗の状態を確認することができます。このラインがタイヤの溝と同じ高さになった場合は、タイヤ交換のタイミングとなります。

ブレーキパッドは、摩擦によって徐々に劣化していきます。これを放置すると、ブレーキの効きが悪くなったり、ブレーキ不良を引き起こすリスクが高まります。ブレーキパッドの劣化チェック方法としては、タイヤを外してブレーキキャリパーを開け、ブレーキパッドの厚みを目視で確認する方法があります。もしくは、ブレーキパッドの消耗限界に達している場合は、ブレーキダストが発生することがあるため、ホイール部分に異常な汚れがあるかどうかをチェックしてみましょう。

車修理にはいくつもの部品や工程があり、自分で修理をすることは困難です。しかし、日頃から車の点検やメンテナンスについて基礎知識を身に付けておくことで、トラブルの早期発見や防止につながります。定期的な点検やメンテナンスを行い、安全・安心なカーライフを送りましょう。